マー君は必読! 元大リーガー吉井理人の「英語アレルギー克服法」

公開日: 更新日:

 昨年のオープン戦でのこと。田中将大(25)の英語アレルギーを象徴する、ある“事件”があった。

 試合前、楽天ベンチ裏でくつろぐ田中の傍らで、複数の外国人選手が談笑を始めた。会話の中身はメジャーリーグ。当初はお互いが所属していた球団の話が中心だったものの、その中のひとりが田中の姿を目にするなり、こう言った。

「そういえば、来年はウチ(楽天)のエースも海を渡るかもしれない。なあ、タナカ」

■そさくさとベンチ裏へ

 その場にいた外国人選手の視線は、一斉に田中に向けられた。当の本人は突然、外国人に自分の名前を呼ばれて目をシロクロ。外国人選手は改めて田中に、「メジャーのことだよ。タナカならメジャーに行っても順応して、いいパフォーマンスができるって話をしていたんだよ」とゆっくりとした、分かりやすい発音で話し掛けた。

 ところが、田中はキョトンとした表情で、「はぁ」と苦笑いを浮かべるのが精いっぱい。揚げ句、「ノー、ノー」と言いながら、そそくさと消えてしまった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由