投球面だけではない。別の関係者は、「ハングリー精神も林の方が旺盛だった」と、こう続ける。
「林は07年オフにヤクルト入りする際、その2年前に右ヒジを手術していたため、年俸約3300万円という格安で契約。結果を残して、10年オフに3年最大14億円の大型契約を手にし、退団後はメジャーにも挑戦した。呉は、いきなり2年契約で8億5000万円もの年俸を手にした上、一時は噂されたメジャー挑戦にも、『自分の力では厳しいかもしれない』とあまり積極的ではなかった、と聞いています」
阪神としては林昌勇クラスか、それ以上の活躍を期待したいところだが、下馬評は決して高くないのが実情だ。