史上初100点超え 羽生の飛躍に「金メダル請負人」の教え

公開日: 更新日:

 羽生を預かったオーサーは、教え子に金メダルを取らせるためにプランを立て、実行してきた。

「羽生はフリー曲の振り付けをデビッド・ウィルソンに、SPの振り付けをジェフリー・バトルに依頼しました。実はこのコンビ、羽生の最強のライバルであるパトリック・チャンの振り付けも担当しています。特にバトルは、振付師としての経験こそ浅いものの、チャンと親しい。情報収集にたけているオーサーらしい人選です」(フィギュア関係者)

 バトルが振り付けを担当した「パリの散歩道」は、昨シーズンと同じプログラム。手足の長さが強調され高得点を連発することから、「最強プログラム」といわれている。五輪を見据え2季連続で選んだのは、オーサーの考えだった。

■慈善活動を通じて人間として成長させる

「金メダル請負人」は、羽生の肉体改造にも取り組んできた。171センチ、53キロというスリムな羽生は、体が太くなることを嫌い、オーサーに師事するまでウエートトレーニングを避けてきた。


「今や男子シングルは4回転ジャンプを跳ばないと勝負にならない。オーサーは演技後半のスタミナ切れや故障を心配し、激しい筋力トレーニングを命じた。同時に体幹トレも行い4回転ジャンプが安定するようになった。羽生は19歳とまだ若い。オーサーは自身が果たせなかった五輪の金メダルだけでなく、羽生で五輪連覇を狙っているのです」(前出の記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  5. 5

    加賀まりこ「鈴さん」人気沸騰中!小泉今日子と《そっくり》の母親役でフジ月9“夢の共演”を待望する声

  1. 6

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 7

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  3. 8

    永野芽郁「文春砲第2弾」で窮地…生き残る道は“悪女への路線変更”か?

  4. 9

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  5. 10

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった