原監督も“想定外”だった巨人助っ人セドンの快投15奪三振

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■オープン戦では「ローテは厳しい」の評価

 ナメていたのは、味方も同じだった。この193センチ、100キロの長身左腕は昨季、韓国SKで最多勝を獲得。意気揚々と来日したものの、すぐに壁にぶち当たった。オープン戦では大き過ぎるモーションで走られ放題。ボークも連発し、原監督に「課題が多い。ローテは厳しい」とダメ出しされた。助っ人なのに首脳陣にはクイックモーション、セットポジションの修正という初歩的な指示を出され、ストレスをためまくっていたのだ。

「キャンプ、オープン戦とずっと見てきたけど本番に強い。今日ビデオを見て、改めて(自分のイメージと)合致するかどうか見てみたい」

 とは、試合後の原監督のコメント。完全に予想外の投球、と言っているようなものだった。本人でさえ、「(15三振は)おそらく自己最高の記録」と振り返ったほどだ。

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