キューバ選手解禁 最強スラッガー巨人セペダは使えるのか

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 この日(20日)の対戦相手の中日首脳陣のひとりはこう言っていた。
「外野もそうだし、4人の外国人枠もロペス、アンダーソン、投手のセドン、マシソンでもう埋まっている。セペダはキューバからわざわざ譲ってもらった以上、仮に打てなくても簡単には外せない。外野のひとり、助っ人のひとりがセペダによって外されることになれば、チーム内はギクシャクする。投手を獲得するならまだしも、外野なら大歓迎だよ」

 セペダの公表サイズは178センチ、93キロ。前出の球界関係者によれば、リーグ戦終了後に10キロ以上も激太り。34歳で全盛期の力はない、との情報もある。契約金5000万円、年俸1億5000万円と割高で、キューバ側に吹っかけられた可能性も否定できない。巨人関係者は、戦力補強というより、キューバとの関係強化が一番の目的、というが、今後は他球団の巻き返しも予想される。

「02年にリナレスを獲得した中日の関係者によると、このオフにもキューバリーグに選手を派遣する計画が水面下で進んでいるという。もちろん、関係を築いて選手を獲得するためだ。かつてはオフの期間を利用してドミニカ共和国のウインターリーグに派遣していた。が、高木前政権時にストップ。キューバへの派遣は昨秋にも話が持ち上がったものの見送られた。キューバとはもともとルートがある。中南米地域の選手獲得に定評がある森ヘッドも今年からチームに復帰。このオフから満を持してキューバ選手の獲得に本格参戦する予定。キューバ球界にも名が通っている王会長がいて、資金力のあるソフトバンクもアプローチを続けているようですからね。キューバにはセペダより若くて生きのいい選手がまだゴロゴロいます」

 とは、冒頭の関係者。
 巨人は20日の中日戦に6-4で勝利。キューバの解禁1号は巨人が手にしたとはいえ、今後は中日にソフトバンクも絡んだ「キューバ戦争」が勃発しそうだ。

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