不振の主将を途中交代…巨人・原監督が阿部に引導を渡す日

公開日: 更新日:

「実力至上主義」を掲げる原監督が、大黒柱で“聖域”でもある阿部を外すか外さないか、実はチーム内から注目が集まっていた。途中から捕手を務めたルーキーの小林はさっそく安打、死球で出塁と存在感を見せた。

 かねて、「(阿部)一人にすべてを背負わせ過ぎた」「慎之助の後釜の育成を本気で考える時期にきている」などと発言するようになっていた原監督は、一方の小林については
 「慎之助の体調を見ながらスタメンで使うことも可能だし、ファームでじっくりと実戦経験を積ませる考え方もある。何がベストの道なのか慎重に検討しているところ」と自身のコラムで述べているように、起用法、育成法に頭を悩ませていた。さる球団関係者がこう言う。

「阿部を昨季途中に4番から外した。これは一極集中を避ける危機管理。先発で小林を使うなら今だけど、巨人は阿部のチーム。原監督は非情采配で通しているとはいえ、影響力が大きい阿部にはさすがに気を使っている。大黒柱の復調を待つか、これを機に新人捕手を抜擢して育成するのか。阿部の手前、誰も表立っては言えませんが、密かにみんな注目しているんです」

 この日、阿部が早々に引っ込んで戦意喪失したわけではないだろうが、巨人は1-9とヤクルトに大敗。「日本一の打者」と評していた阿部に、原監督が引導を渡す日は近いかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる