主将・長谷部はW杯初戦絶望か…囁かれる右膝痛の“深刻度”
4日の練習には笑顔で参加も
米国フロリダ州クリアウォーターでW杯事前合宿中の日本代表。合宿6日目となる現地4日午後4時半(日本時間5日午前5時半)に始まった練習で“異変”が起きた。先月27日のキプロス戦で後半45分間プレーした後、右膝痛がぶり返して別メニュー調整だった代表主将のMF長谷部誠(30)が、初めて全体練習に参加したのだ。
練習場に真っ先に入って来たのは、キプロス戦とコスタリカ戦で不調だったMF本田圭佑。続いて長谷部とDF酒井高徳が並んで姿を現すとメディア陣から「おおっ!」と声が上がった。酒井高は先月の鹿児島合宿中に右膝を痛めて救急車で病院に運ばれて以来、負荷をかけた練習メニューを回避。米国でも長谷部と2人だけ別メニュー調整組だったからである。
長谷部、酒井高ともにスパイクを履き、ウオーミングアップ中も笑顔を絶やさなかった。コーチが全体練習スタートの合図に笛を鳴らすと長谷部がパン、パンと手を打ち鳴らしながら、「さぁ! 行こうか! 元気出そう!」と声を上げていた。いつも通りの“チームリーダー”長谷部に戻っていた。
長谷部は、現地4日午前のメディア取材もリラックスした表情で対応しており、報道陣の間から「コンディションが上がっているのかな?」といった声が出ていた。しかし、右膝の状態は「かなり悪くて深刻という言葉がピッタリ」(現地取材のベテラン記者)という声があがっている。