「トップ下・本田」機能せず…ザック日本に“荒療治”急務の声
FIFAランク130位の弱小国相手に大苦戦
「地中海に浮かぶ小国キプロス(FIFAランク130位)は、欧州サッカー界のアウトサイダー中のアウトサイダー。これから先、いくら強化してもW杯に出場する可能性はゼロと言っていい。そんなキプロスに日本代表は《もろさ》しか見せられなかった。日本のプレーを見ながら『果たして日本にW杯に出場する資格はあるのか?』といぶかりつつ、ブラジルで『3連敗もある』と思わないではいられませんでした」
こう話す平野史氏(サッカーライター)の指摘通り、日本代表は攻守に精彩を欠いた。
■機能しない「本田」
トップ下の本田を中心に、柿谷と大久保を1トップで起用し、岡崎と清武を右サイドアタッカーとしてプレーさせ、左サイドアタッカーの香川を90分フル出場させた。しかし、日本はシュートを計18本も放ちながら、決まったのは前半43分の内田のラッキーゴール1本だけ。08年6月以来、5年11カ月ぶりの代表2得点目がなければ、シュート計2本のキプロスとドロー決着もあった。
元ブンデスリーガ1部ビーレフェルトでヘッドコーチを務めた鈴木良平氏が「元凶はハッキリしている。ザッケローニ監督が《トップ下・本田》に執着する限り、日本はブラジルで1勝も出来ない」とさらに続ける。