前回王者があまりにも無様に…スペイン敗退「3つの原因」

公開日: 更新日:

 王者スペインが、大会7日目でまさかの「アディオス」だ。しかも、世界を席巻した華麗なパスサッカーを披露することなく、グループリーグ(GL)2試合で7失点という無様な負けっぷりだった。

 チリの先制点は電光石火だった。前半20分、カウンター攻撃からFWアレクシス・サンチェスのスルーパスに反応したMFアランギスが、ペナルティエリア右手前からグラウンダーのクロスを入れると、FWバルガスがファーストタッチでGKカシリャスを冷静にかわし、右足でネットを揺らした。

 同43分には追加点。エリア右手前からサンチェスが放ったFKが一度はカシリャスに弾かれたものの、こぼれ球をアランギスが豪快に蹴り込み、前半でスペインに引導を渡した。

 スペインはオランダ戦惨敗後、デル・ボスケ監督が「いくつかの変化はあるだろう」とメンバー変更を示唆したとおり、司令塔のシャビを外して臨んだが、完全に裏目に出た。チリの激しいプレスに、お家芸である中盤でのパス回し“ティキタカ”が機能しない。2点リードされてからはチリにエリア前を固められ、逆にカウンターを食らってアタフタ。チリ選手の足が止まった終盤は、エリア前に何度も攻め入ったが、無駄なパス回しばかりでシュートに繋がらなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる