GL2戦終えて3分5敗…懸念されるW杯「アジア枠」削減

公開日: 更新日:

「おまえたちは、アフリカで行われたW杯でいくつの代表が決勝トーナメントに残ったんだ? 気の毒だと言うならば、アフリカが譲ればいい。アフリカは弱いんだから」

 この会話は、10年W杯南アフリカ大会の直後のことだ。南ア大会では、アジア代表4カ国のうち、日本、韓国の2カ国がベスト16に進出。悪くない結果を残していたのでアジア枠を削れとは言ってこないだろうと安心して小倉氏はそのやりとりを聞いていた。

 しかし、今大会のアジア代表の成績は、ここまで3分け5敗。気温、湿度など環境対応に厳しい面があったとしても、アジアの国々の実力不足を露呈することになった。大会後、アジア枠削減が話題になることは間違いない。

 日本のテレビなどはコロンビアを破って得失点差で決勝トーナメント進出なんて能天気な夢を語っている。

 しかし、2試合で1点しか取れていない日本代表の現実を見たほうがいい。夢物語を口にするよりも、アジア枠を削減されないために、1点でも多く取る――。それがアジア代表となった国の責務である。

文・田崎健太(ノンフィクション作家)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議