スイングはフラット&レイドオフが世界基準
先々週、先週と世界アマチュアチーム選手権が軽井沢72東コースで開催された。日本での開催は実に52年ぶりのことで、女子はオーストラリアが大逆転で勝利を収め、男子はアメリカが連覇で最多15回目の優勝を果たした。日本勢は女子が8位タイ、男子は29位タイで大会は幕を閉じた。
ボクは6日間、現地で世界中のプレーヤーをつぶさに取材してきたが、スイングを見ていて感じたのが、一流どころには共通点があることだ。国に関係なく、トップの位置は低めでコンパクト。シャフトの向きはレイドオフ。そしてフェースの向きがシャット気味になっている選手が非常に多かった。かつてはトップでシャフトは飛球線と平行、フェースの向きは斜め45度(スクエア)が理想形とされていたが、そうではない選手が圧倒的に増えているのだ。
加えて、世界の一流どころに共通しているのが、トップからダウンの切り返し。ほとんどの選手は切り返しでヘッドが下がり(背中側に下がり)、シャフトが少し寝てからダウンスイングが始まる。日本では「ダウンでシャフトを立てろ」というセオリーがあるが、そんなことをしている選手はほとんどいない。