スコアメークに徹するならドライバーを220ヤード以上飛ばさない
22日、世界最小オープントーナメント「MMTツアー」を自主開催した。「手軽・身近・格安」をコンセプトに、プレーは9ホールのみ。使えるクラブに制限をかけ、プロは6本、アマチュアは9本以内。会場は都内、赤羽ゴルフ倶楽部。最寄り駅から歩いて徒歩7分。ギャラリーは荒川の土手からプロのプレーを間近に観戦できる大会である。
さて、このMMT。男子シード選手やメジャーホルダーも出場したのだが、そんな中で活躍したのがスーパー小学生、村上豊駿君。小学6年生ながら1オーバーでホールアウトし、ローアマを手にしている。
ドライバーの飛距離は男子プロよりも50ヤード劣るが、ツアープロに交じって37人中9位タイと大健闘しているのだ。
IP地点の手前を狙う
この村上君。ゴルフがうまいからいいスコアが出ると思われがちだが、実は、コース攻略法が理にかなっている。セルフプレーが主流になったことで、ホールにはティーショットのIP地点に吹き流しがある。ほとんどのコースはレギュラーティーから220~230ヤード地点に、この吹き流しが立っている。村上君の場合、ドライバーの飛距離が200ヤードから220ヤードなので、どのホールでもティーショットは吹き流しの少し手前。彼は吹き流しの手前を狙うことで、ティーショットがトラブルに巻き込まれないのである。