金子、山井のW獲りも…巨人3連覇で始まるV10強欲補強

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 リーグ3連覇を達成して、白石興二郎オーナー(68)も上機嫌だった。

「MVPに相当するのは原監督。苦しい中で最適の用兵、人員配置、打撃のベスト10の中にひとりもいない中、巨人に課せられた責任を果たした」

 と、采配を絶賛。「続投は当然でしょう」とお墨付きを与えた。白石オーナーは「V9を超えるV10を目指す」というのが就任以来の口癖。原監督も思いは一緒だから、今オフも補強に動く。

 FAの大本命はオリックス金子千尋(30)。現在15勝5敗、防御率1.91で投手部門のタイトルを総なめしそうな日本球界のエースだ。巨人の球団関係者は「FAの超目玉。調査するのは当たり前。もし宣言すれば、間違いなく手を挙げるでしょう。競争相手が阪神だろうが、どこだろうが、ぜひ欲しい絶対的エース」と自信を見せる。

 中日の山井大介(36)は周辺で「国内FA権を行使するようだ」との声もある。長年宿敵だった原監督が評価する右腕。高年齢がネックだが、チームが低迷する中、今季12勝5敗の好成績。金子とのダブル右腕取りの可能性は十分だ。チーム周辺では、防御率などのタイトルを持つロッテ成瀬善久(28)の名前も挙がっている。実績十分の左腕で年齢も若い。こちらも、原監督の好みともっぱらである。

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