巨人ドラフト外れ1位の“隠し玉”は超無名の「イチロー2世」
「バットコントロールが柔らかく、広角に打ち分ける左の好打者。50メートル5秒8の俊足で強肩。三拍子揃ったイチロータイプの外野手です。各球団は2位以下の評価のようです。今年は貧打に泣いた巨人が密かに密着マークをしていて、8月にジャイアンツ球場で行われたプロ・大学交流戦に、東海地区リーグ選抜の4番・中堅として巨人の二軍と対戦。三塁打、二塁打の2安打で1打点、1四球1盗塁の活躍で関係者にアピールした。これは巨人が野間をチェックするために組んだ試合ともっぱらです」
他に昨夏の甲子園優勝投手、前橋育英の高橋光成(3年)も外れ1位リストに名を連ねているという。
「昨夏後に調子を落とし、今年は春も夏も甲子園に出てこなかったが、18U日本代表ではエースを務め、練習試合で大学生をキリキリ舞いさせて、各球団の評価がワンランク上がった。巨人も外れ1位の可能性はあるが、それより高く評価しているのが野間と見ています」(前出のセ・スカウト)
内野手では高校通算73本塁打の智弁学園・岡本和真内野手(3年)の外れ1位もあるものの、有原をクジで外した時、巨人が「秘密兵器」を釣り上げる公算は大である。