ブラジル復権ではっきり 日本代表監督には“鬼軍曹”が適任

公開日: 更新日:

■もの言わぬアギーレ

 翻って日本代表はどうか? アギーレを招聘した原博実・サッカー協会専務理事によれば、「クラブでも代表でも実績がある。日本代表をたくましいチームにしてくれる」と太鼓判を押していたが、ちょっと待ってくれ、だ。

 Jリーグから“無名の若手”を抜擢するのもいいが、大半の選手が使いものにならなかった。ところがアギーレ監督は、失点に直結するミスを犯した選手を叱るでもなく、試合後には「選手たちは必死に戦った」とコメントしてお茶を濁すばかり。

 ブラジル戦に先発したFW岡崎が、「ネイマールを削りにいく選手がいなかった。見ているだけではダメ」と吐き捨てた。岡崎の言う通りだが、そもそもこの叱咤激励コメントは、選手よりもアギーレ監督が言うべきではないのか。

 日本は5大会連続でW杯に出場。主力選手が欧州ビッグクラブでプレーし、世界で通用するJリーガーも多いなどと褒められたことで変な自信がつき、W杯では一部選手が優勝を狙うと大言壮語した揚げ句、惨敗した。今は選手たちが意気消沈し、自信を失っている段階だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”