スコアラーにマーク指示 巨人が広島復帰の黒田を“異常警戒”

公開日: 更新日:

「東京ドームのスタンドに、黒田に後押しされた広島ファンが押し寄せても収入は巨人に入る。でも、これで巨人ファンの足が遠のいてしまえば一大事。巨人も昨季は0・3%増で動員数は日本一だけど、観客動員に執念を燃やす久保新社長は、マイナス厳禁の方針です」(前出の関係者)

 そして、原監督は黒田を中心に若い広島に結束力が生まれることを何よりも恐れているという。

 メジャー時代、巨人は黒田の日本復帰の可能性を探り、調査を続けていた。米球界に精通する某関係者が言うのだ。

「いくら金満球団といっても、米国での年俸は20億円を超える。勝ち目はなかった。古巣への思いも巨人は把握していたが、日本復帰なら勝てるのではないかという楽観的な意見もあったようだ。でも獲得したのは金満球団とはいえない古巣。原監督はこれが衝撃的だった。だから事あるごとに黒田の名前を出している。そういう義理堅い人間が好きなこともあるでしょう」

 広島の緒方新監督は、話題の黒田を隠れみのにして、マークが軽減するであろうエースの前田で貯金を稼ぐ計算もあるという。黒田は「2ケタ勝てないなら区切りをつけないと」と引退も示唆しているが、巨人が警戒しているのだから、2ケタ勝てなくても、効果はすでに表れている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  5. 5

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  1. 6

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  2. 7

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

  3. 8

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  4. 9

    朗希の“歯車”は「開幕前からズレていた説」急浮上…メジャー挑戦どころじゃない深刻事態

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方