株上がる遠藤、苦戦の逸ノ城 何が2人の“明暗”を分けたのか

公開日: 更新日:

 期待の若手力士2人の明暗が分かれた。

 ザンバラ髪のイケメン力士として13年に颯爽とデビューしたのが遠藤(24)。しかし、技に頼りがちで「下位には強いが上位には弱い」という相撲を繰り返していた。

 昨年9月場所にやはりザンバラ髪で幕内に現れたのが「モンゴルの怪物」逸ノ城(21)。新入幕で12勝3敗と土俵を圧倒し、わずか1場所で関脇に昇進した。

 その2人が初場所で苦しんでいる。12日目、遠藤は高安に勝つも、すでに8敗で負け越しは決まっている。逸ノ城は結びの一番で横綱日馬富士に立ち合い変化でかわされ、初の負け越しとなる8敗目を喫した。

 いずれも伸び悩む両者だが、角界での評価は真っ二つ。株を上げているのは遠藤だ。北の湖理事長(元横綱)が言う。

「遠藤は以前に比べて、立ち合いの当たりが良くなっている。結果的に白星に結びついてはいないが、これまで以上に攻める姿勢が出ている」

 逸ノ城については「立ち合いで当たっていない。体が大きい分、スピードがつけられないのは仕方ないが、一歩踏み込んで体重を乗せて当たっていない」と手厳しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情