元巨人ロペスDeNA入り プレー以上に“コスパ良し”の評価
「ウチの戦力を削いだ上に、DeNAのチーム全体にいい影響をもたらすと思う」
こう話すのは、巨人のチーム関係者。29日、DeNAの入団会見に臨んだロペス(31)に対して、警戒心をあらわにしている。
巨人時代の2年間で打率.275、40本塁打、112打点を挙げ、5番打者として期待されるロペスは、「優勝を狙えるチームであり、同じベネズエラ出身のモスコーソ、バルディリスとプレーできるのは本当に楽しみ」と意気込んだ。一塁では13年にゴールデングラブ賞を獲得するなど守備力も期待される元巨人の新助っ人に、前出の関係者は「彼は人間性もバツグンにいい」とこう続けた。
「昨夏、阿部が打撃不振で一塁に緊急配転されたときには、ロペスが阿部に手取り足取りでアドバイスをしていた。阿部は『出場機会を奪って申し訳ない』と頭を下げていたが、出稼ぎに来た助っ人がポジションの重なる相手にアドバイスなんて誰もができることじゃない。しかも、出場機会を得るために、やったことのないレフトの守備練習まで始めたほど。メジャー実績があり、プライドもあるはずだけど、あくまでチームのことを優先する姿勢に、選手、関係者も一目置いていたものです」