黒田以上の期待も 広島“太腹左腕”ザガースキーの実力
「もちろん、黒田の復帰は大きい。でも、あの太っちょが大化けしてくれたら、黒田以上の戦力になるんだけど」
広島のチーム関係者がこう言った。笑いながら「太っちょ」と表現したのは、新外国人左腕投手のマイク・ザガースキー(32)である。
球団史上、外国人選手の初年度最高年俸1億円で注目される中軸候補のグスマン(30)、先発候補のジョンソン(30)と一緒に行った28日の入団会見でも、ザガースキーの容姿はひときわ目を引いた。183センチ、109キロ。でっぷりと突き出したお腹は、浴衣を着せればそのまま国技館に顔パスで入れそうな感じだった。真冬だというのに、長袖のポロシャツをヒジまでまくり、足元はサンダル姿。額にはうっすらと汗をかき、ちょうど誕生日だということで報道陣から差し入れられた大きなケーキを大事そうに抱えて空港を去って行った。
米球界での実績はないに等しい。メジャー5年間での通算成績は89試合で1勝0敗、防御率7.05。昨季も含めキャリアのほとんどをマイナーで過ごしている。