巨人「チーム解体」第4弾? 菅野が“VIP待遇”でエース昇格

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 首脳陣の扱いもベテラン級だ。

「今年はどんどんブルペンで投げてもらう」と宣言していた斎藤投手コーチはこの日、「(菅野は)きのうブルペンに入っていないけど、それは本人に任せている。彼のペースでやってくれれば」と他の投手とは違い、調整を一任していることを明かした。

 同時に同コーチは「ペースアップ指令」を投手陣に出した。捕手から返球されたら、すぐに投球に入るというもの。

「余計なことを考えないように。10球単位でいいからと言ってある。1球投げるのに10秒、20秒かかるヤツがいるから」という新しい試みを、内海や西村らが試す中、もともと投球テンポが速い菅野は、ブルペンでも自分のペースを貫いた。全てが例外というか、特別なのだ。

■原監督は菅野のブルペン視察せず

 菅野の初ブルペンを視察しなかった原監督(56)は「準備はできていたでしょう」とあっさりしたもの。ベテランの杉内、内海以上の信頼があるからこその“大人扱い”といえる。

 若手の求心力も、昨季7勝の内海から菅野へと移りつつある。内海は「(開幕投手争いで)智之(菅野)は10歩先を行っている。下から突き上げないと」と危機感を募らせている。

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