一塁転向の巨人阿部が本音漏らす 「捕手戻ってと言う人いる」
「だから、体を大きくしようとか、今さらさらにパワーをつけようとか、そういう気はなくて、故障の防止ですね。それと今の力を少しでもキープするため。これからイヤでも衰えが出てくると思うので。そのためのウエートなんです」
■松井秀喜からの金言
一塁への転向についても聞かないわけにはいきません。本人も納得の上でのコンバートと言いますが、14年にわたって巨人の正捕手に君臨していたのですから、やはり未練はあるんじゃないか。
「周りにはいまだに(捕手に)戻ってよ、と言う人もいるんですよ(笑い)。でも、自分で決めたことですから。現役を少しでも長く続けるためです。原監督もボクの体のことや負担を考えてくれてのこと。未練はないです、本当に。と言いつつ、来年シレッとマスクをかぶってたりして。冗談ですけど(笑い)」
とはいえ、一塁も決してラクではありません。捕手にはあまりない、体の切り返しや瞬発的な動きが必要です。本人も「思った以上に大変」と言います。右ふくらはぎを痛めたのも無関係ではないでしょう。