著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

修復可能な右肘と修復不可能なアタマ… ダルビッシュとわが国の総理をくらべてみた

公開日: 更新日:

 君はMRIで精密検査して損傷が判明したが、君の母国の総理はTPPで何も精査せず、わが国の一方的な損傷だけが判明した。

 君のチームは君の選手生命と安全を守るために中途半端でなく、万全の態勢を敷くと表明したのでめでたいが、君の祖国の総理は国民の生命と安全を守るためにと称して、君の遠いふるさと中東に半端でありもしない「新事態」を想定し、万全の態勢を敷くと表明したものの、若者を戦地へ送ることになりそうで、めでたくない。

 君は今後、別の医師の意見も聞き、手術を含め対応を決める方針だが、君の母国の総理は今後とも、別の意見には聞く耳を持たず、国民は対応を決めかねている。

 君の右肘は、いま具合が悪くても手術で修復可能と思われるが、具合の悪いことに君の母国の総理の頭は修復不可能と思われる。

 君は私生活の説明責任を果たす必要がないにもかかわらず、堂々と好きな女性と会って情報を公開しているが、君の母国の総理は公的な説明責任を果たさず、裏でコソコソと財界やメディアトップと会って何でも秘密情報にして公開しない。

 ついでのことながら、君は英語を話せるようになったが、君の母国の総理はおぼつかない。

 つまり、総じて君はまっとうだが、君の母国の総理はまっとうではない。

 野球と関係なかったか。すまん。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった