マイアミOPで錦織と初対戦 データで見るイスナーの手ごわさ
テニスのマスターズ「マイアミ・オープン」(米フロリダ州マイアミ)。男子シングルスで2年連続ベスト8入りした第4シードの錦織圭(25=世界5位・日清食品)と2日(日本時間3日)の準々決勝で対戦することになった、世界ランキング24位で第22シードのジョン・イスナー(29=米国)。
身長208センチのビッグサーバーで、同4回戦ではラオニッチの13本に対し、25本のサービスエースを決めて勝ち進んだ。それだけに、大会シードもランキングもやや格下といえ、錦織にとっては侮れない相手になりそうだ。
しかもATPの昨シーズンのデータを見ると、同じビッグサーバーのラオニッチに比べ、イスナーはより手堅いことが分かった。
まず第1サーブの確率だが、ラオニッチが61%に対しイスナーは68%。サービスゲームをキープする確率は、ラオニッチが90%でイスナーは93%だ。そして相手にブレークポイントを握られながらもセーブした確率は、ラオニッチが69%でイスナーは75%。こうした数字を見ると、錦織にとってイスナーは、ラオニッチよりブレークしにくい相手といえる。