スポーツ紙にも見放され始めた男子メジャー大会の絶体絶命
【日本ゴルフツアー選手権】(茨城・宍戸ヒルズCC=7326ヤード・パー71)
今季の国内メジャー2戦目は日本ゴルフツアー機構が主催する、ツアープロのナンバーワンを決める大会だ。しかし初日に続き、単独トップは7アンダーの梁津萬(36=中国)で、上位4選手はすべて外国人。日本人プロは、池田勇太(29)がどうにか3アンダーで5位に食い込むのがやっとだった。
日本人プロの不振に合わせるように、今季は視聴率も低迷。初戦の東建ホームメイトカップ最終日は3.6%(昨年5.3%)、2戦目の中日クラウンズは2.6%(同5.8%)、3戦目の日本プロゴルフ選手権は3.5%(同5.9%)。ようやく手嶋多一が勝った先週のミズノオープンで5.4%(同3.6%)と、はじめて昨年を上回った(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。片岡大育が優勝した4戦目の関西オープンは、ローカル放送のため調査なし。
不人気はギャラリー数にも表れている。今大会初日は2245人(昨年2445人)で、2日目は2164人(同2437人)。このまま最終日まで日本人プロが優勝争いに絡まなければギャラリーは減り、視聴率も低下するのは間違いない。