「全員が危機感を」 丸山茂樹プロが日本男子ゴルフ界に警鐘

公開日: 更新日:

■世界基準のツアー開催が求められている

――日本ツアーの現状をどう見ていますか。

 非常に厳しい局面に来ています。一番の原因はスター不在です。松山英樹(22)や石川遼(23)は主戦場が米ツアーです。必然と、日本での出場回数が減るのは仕方ないと思います。

 メジャー挑戦を考えると、日本ツアーで頑張ってワールドランクを上げるより、米ツアーで戦うことに魅力を感じるようになります。「やれる」という気持ちがわいてくれば、どうしても気持ちが日本から離れてしまいます。

 ボクらが戦っていた90年代は、賞金額も試合数も米ツアーとさほど変わりませんでした。だから海外に行こうと考える選手はそれほど多くありませんでした。それが今では試合数の違い(米47試合、日24試合)、優勝賞金額も日本の5倍以上(米プレーヤーズ選手権171万ドル=約2億520万円、日本オープン4000万円)になると、米国で夢をつかみたいというのは自然の流れだと思います。

――そうなるとプロ一人一人の意識も変わっていますね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情