好調日ハムで活躍 “2人の教え子”近藤と浅間に言いたい
横浜高校から日本ハム入りした若い2人のOBの活躍が今の楽しみになっている。4年目の近藤健介捕手(21)と新人の浅間大基外野手(18)だ。
近藤は10日の巨人戦で菅野智之から決勝2ランを放つなど、12日現在、リーグ7位の打率.322と好調だ。
東京・修徳学園中出身。勧誘したわけではなく、「横浜高校に入りたい」「小倉部長に教わりたい」と売り込んできた珍しいケースだ。私は近藤を知らなかったが、全国大会に出場するなど中学の軟式野球界で名の知れた選手だった。バットコントロールが抜群。1年春から遊撃のレギュラーを任せた。
2学年上で当時主将だった筒香嘉智(DeNA)を慕っていて、大きな影響を受けたと思う。プロを目指す先輩の方も、人懐っこい1年生レギュラーを可愛がった。筒香にくっついてグラウンドや寮でよく一緒に素振りをしていたのを思い出す。
近藤もプロ志望だった。遊撃手としてプロになるには足の速さが足りない。練習が好きで野球をよく知っている。1年秋に「プロにいくなら捕手をやってみるか?」と聞くと、二つ返事で「やらせてください」と言った。