W杯でなでしこ引退が“前言撤回” 澤「リオ五輪出たい」の真相

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 これにはサッカー関係者がビックリ仰天。代表引退を公言していた澤が、来年8月のリオ五輪出場を“公の場”で明言したから、この変心ぶりは一体、どうしたことなのか? となったのだ。

■辞めさせてもらえない

 澤の周辺から「代表を辞めたくても辞められないのです」という話が漏れ伝わってきた。サッカーに詳しいマスコミ関係者が言う。

「澤は体力、気力が続く限り、サッカー選手を続けたいと思っている。しかし、なでしこジャパンは、世界トップ級の力がなくなった選手がしがみつくものではないと考えており、カナダW杯を最後のひのき舞台だと決めていた。しかし、周囲が放っておかなかった。女子サッカーの世界では、今でこそW杯の知名度もアップしたが、やはり五輪が世界一決定戦という位置付けです。ましてや、日本の場合、五輪自体の注目度が群を抜いている。澤は優勝したドイツW杯後の11年9月、大手飲料メーカーと個人契約を結んだ。CM起用以外に全国でサッカースクールなどを開催し、女子サッカー普及のための伝道師的な役割を果たすことになっている。その澤が、なでしこジャパンの一員である方が、何をするにしても都合がいい。澤には一日も長く“なでしこジャパンの象徴”でいて欲しい。代表を引退されては困る。これがサッカー界の共通認識なのです」

 澤は、9月で37歳になる。肩書に執着するタイプでもないし、引き際も知っている。しかし、そう簡単には辞めさせてもらえない――。これが女子サッカーの象徴の現実なのだ。

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