コーチ、恩師が証言 ソフトBの“怪物”柳田悠岐を全解剖

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 柳田の肉体は黒人級というわけだ。

■アッパースイング

 柳田の特徴といえば、天を仰がんばかりのアッパースイングだが、藤井打撃コーチは「正確に言えばアッパーではない」と言う。

「バット自体は上から打ち下ろしています。8の字をイメージすればわかりやすいと思いますが、まず柳田はテークバックでしっかりバットを振り上げる。スイングで下がったら、手首の返しでバットを上に持っていく。上げて下げて、また上げる。それが柳田にとって、一番パワーの出せる打ち方なんです。最後の部分がアッパーに見えるだけなのです」

■左打者転向

 もともと右投げ右打ちだったが、小学生の時に左打ちに転向した。柳田が野球を始めた広島の西風五月が丘少年野球クラブの山本副代表が言う。

「当時の柳田くんは同学年のチームメートの中でも、身長は真ん中より低く、パワーもなかった。俊足巧打の選手でした。そこで5年生の終わり頃、当時の監督が『あの足で左打ちなら、一塁まで2歩違うぞ』と、左打ちにさせたんです。年明けくらいから左打ちの練習を始めたんですが、4月の大会では普通に結果を出していました」

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