コーチ、恩師が証言 ソフトBの“怪物”柳田悠岐を全解剖

公開日: 更新日:

■大学通算8本塁打

 ドラフト時に王会長の「誰が一番、ボールを飛ばせるんだ?」の鶴の一声で決まった2位指名。しかし、大学では通算82試合で打率・428ながら、たったの8本塁打しか打っていない。柳田を育てた広島経大野球部の前監督、龍憲一氏は「それは仕方ありませんよ」とこう続ける。

「柳田のパワーは近隣に知れ渡っていた。彼が打席に立つと外野はみんなフェンス際まで下がるし、投手は一発を打たれたくないから外角低めばかりに投げる。それでも打球は強烈でした。試合でバックスクリーンの上を越えたこともあります。練習でもそう。フリー打撃では野球場の向こうにあった陸上競技場にポンポン放り込んでいましたから。飛距離は大体、140から150メートルはあったでしょうね」

■赤ヘル党

 広島出身で「広島にFA移籍するのが夢」と言う赤ヘル党。それだけに広島では「なぜドラフト指名しなかったんだ!」という球団への怨嗟の声が渦巻いているという。

「当時の広島は左打者が多く、むしろ右打者を探していたんですよ。もし、柳田が3位か4位まで残っていたら指名したかもしれません」(龍氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い