リオ五輪狙う女子卓球・福原愛 “佳純超え”かけてWTへ
卓球女子の福原愛(26)が17日、ワールドツアー(WT)のブルガリア・オープン(19日開幕)に向けて成田を発った。
卓球のリオ五輪代表候補は、9月に発表される世界ランクで決まる。男女とも、世界ランクの日本人上位2人は個人戦代表となり、来年4月のアジア大陸予選で11枠を懸けて戦う。
もう一人の団体戦要員は、過去の実績などを考慮して強化本部が決める。
福原は現在世界ランク6位。同5位の石川佳純(22)とは31ポイント差だ。その下は、同10位の伊藤美誠(14)で80ポイント離している。WTは残り2大会。個人戦代表は石川と福原、団体戦要員は伊藤で決まりとみられているが、4大会連続の五輪出場を目指す福原は、若手の台頭や年齢からリオが最後の五輪とみられている。ブルガリアとチェコの2大会で石川を抜き、日本人トップで、堂々の代表候補になりたいはずだ。
ブルガリア・オープンは、大会の格付けが低いチャレンジシリーズ。世界の強豪は出ないものの、ランク3ケタの選手に負けると失うポイントが大きい。日本のエース石川は、第1シードで臨んだ7月の韓国OPでは2回戦で同44位の選手にストレートで負けた。この大会で勝ったのは福原、準優勝は伊藤だった。
好調の福原がポカの多い石川を抜くことは不可能ではないのだ。