81kg級で日本初の金 永瀬貴規が日本柔道の“救世主”に急浮上

公開日: 更新日:

 日本男子柔道に救世主が現れた。27日の世界選手権男子81キロ級を制した永瀬貴規(21=筑波大)である。

 2大会連続2度目の出場でファイナルに駒を進めると、決勝では13年王者のロイク・ピエトリ(フランス)を縦四方固めで畳に沈めた。

 同階級で日本勢が決勝進出を果たしたのは、現在の階級区分になって初めてのことで、金メダル獲得の快挙を成し遂げた。

 グランドスラム東京、ワールドマスターズなど主要な国際大会で優勝しながら、初出場した昨年の世界選手権では5位に終わった。この1年はパワーで勝る海外勢に対抗するため、スピードと寝技に磨きをかけるなどレベルアップを図った。

 若手が頭角を現しただけに男子の井上康生監督は「この階級も(五輪で金を)狙える」と太鼓判を押した。

 男子では長期にわたって苦戦してきた同階級のリオでの躍進なるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 2

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 3

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  4. 4

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  2. 7

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇