「トリプル3」確実のヤクルト山田 3割キープまであと何本?
13年ぶりの大記録も時間の問題だ。
6日、ヤクルトの山田哲人(23)が広島戦で今季30個目の盗塁を成功させた。もっか打率.333、30盗塁、33本塁打。楽天の松井稼が西武時代の02年に記録して以来、史上9人目のトリプルスリーをほぼ手中に収めたと言ってもいい。
「自分のタイミングでいけました。30盗塁は目標にしていたのでうれしいです」
と笑顔を見せた山田は、昨季15盗塁止まり。トリプルスリー達成の最大の障害をクリアしただけに、ようやく一安心だろう。
すでにシーズン規定打席にも到達しており、減る可能性のある数字といえば打率だけ。仮に山田が残り19試合すべて「4打数0安打」だった場合の最終的な打率は・287だが、それは現実的とは言えまい。
では、山田はあと何本打てば最終的に3割をキープできるのか。
同じように残り19試合で4打数ずつ、計76打数と仮定する。これに現在の数字、487打数を加えると563打数。ここから3割を求めれば、169本。6日の広島戦で3安打して162安打となったのだから、残り7本を打った時点で大記録を達成したも同然だ。
記録達成のあかつきには、ヤクルトは記念グッズの発売を予定する。中には製作に時間がかかるものもあるだろうが、今からグッズを発注したところで何の心配もなさそうだ。