山田に続き川端も年俸大幅増 ヤクルト選手は“粘るが勝ち”
大盤振る舞いである。
今季、首位打者、最多安打のタイトルを獲得したヤクルトの川端慎吾(28)が14日に契約更改。8500万円から約1.9倍増となる1億6000万円プラス出来高の4年契約でサインした。
川端は順調にいけば、来季中に国内FA権を取得する予定だった。
倍増近い増額をゲットした川端は、「ヤクルトで野球をやりたいし、他球団に行くことはあまり考えていません」と、ヤクルト愛を強調。球団は大幅昇給と長期契約でガッチリとハートを掴んだ。
もっとも、川端は下交渉の段階では、今回の条件よりも低い提示を受けたとみられる。下交渉を経ての増額にさぞかし川端も喜んだことだろうが、「契約更改を終えた同僚の山田も、下交渉の際に希望額に届かず、『ショックでした』と口にしていた。その後の本交渉で8000万円から1億4000万円増の2億2000万円でサイン。大幅増を勝ち取っている。今季打点王を獲得した畠山にしても、当初は不満を隠さなかったが、交渉過程で出来高に幅をつけて最終的に納得したみたい。左腕の久古が交渉の席で200万円の増額を勝ち取るなど、粘って増額になったケースが多かった」(テレビ関係者)。
また、この日はエースの小川も3500万円増の1億円でサインした。