周囲ウンザリ…ハリル氏「精神論」熱弁にラグビー上映会
「また、いつもの精神論が始まったよ」
陰でこう笑われているのが、サッカー男子日本代表のハリルホジッチ監督(63)だ。
21日に行われた、公認S級コーチのリフレッシュ研修会。講師として呼ばれたハリル監督は、クラブW杯3位に輝いたJ1広島の森保監督ら200人以上の監督、コーチらを前に熱弁を振るった。
日本代表の今後の課題として、フィジカル強化や技術面でのレベルアップなどが必要不可欠と話したハリル監督。続けて上映したのが、ラグビー日本代表が9月のW杯で南アフリカを破った試合だ。
「これは高い理想でプレーをした結果だ。勇気と自信を持てば強豪国に勝てる。その良い例だ」
とまくし立てた。唐突にラグビーの試合を見せられた揚げ句、行き着くところが古くさい精神論では受講者らも目がテン。会場がしらけムードになったのは言うまでもないだろう。
「ハリルはラグビー日本代表の試合を見てからというもの、勇気や自信といった精神論ばかりを口にするようになった。これまではスタッフや選手に言うだけだったが、S級コーチの講習会でも言ったとは呆れるばかり。協会内でも『大事なのは精神論よりも具体的な戦術だろう』と、みんなウンザリしています」(サッカー協会関係者)
ラグビー日本代表も、勇気と自信だけで強敵を破ったわけではない。ハリル監督は広島の森保監督に戦術を教わった方がいい。