レッドソックス田沢が調停申請 年俸倍増でマエケン超えも
ルーキー右腕の薄給が改めて証明されそうだ。
日本人セットアッパーの年俸が、ドジャース・前田健太(27)を上回るのは確実だからだ。
レッドソックス・田沢純一(29)は12日、年俸調停を申請。昨季の年俸225万ドル(約2億6000万円)からの大幅アップを求めて、球団と代理人が交渉を続ける。
昨季は守護神・上原へとつなぐセットアッパーを務め、61試合で2勝7敗、防御率4.14。チームでは唯一、3年連続60試合以上に登板している。
今季メジャー7年目を迎える田沢は、今回の調停申請で年俸が倍増する可能性がある。例えば、咋季アストロズで守護神を務めた右腕のグレガーソンは、メジャー5年目の13年に73試合に登板。4セーブ、25ホールドをマークし、同年オフにトレード移籍したアスレチックスと1年506万5000ドル(約5億9000万円)で契約した。320万ドル(約3億8000万円)からの大幅アップだった。
アスレチックスよりはるかに資金が豊富なレッドソックスなら、田沢に400万ドル超の条件提示があっても不思議ではない。年俸「400万ドル」は、ドジャースと8年契約をした前田(年平均300万ドル=約3億6000万円)を大きく上回る額だ。