「巨人は険しい」 白石球団オーナー“意味深発言”の真意

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「ホークスは今の実力からするとパ・リーグ最強。6球団の中でも先頭を走ってペナントレースを勝ち取るというのは、ほぼ確実ではないかと思う」

 巨人の白石興二郎オーナー(69)が、日本一連覇中のソフトバンクのパ・リーグ3連覇を「予言」した。

 15日、都内のホテルで行われたスタッフ会議で白石オーナーは、ソフトバンクの王貞治球団会長(75)から「今年は日本一を巨人軍とホークスで戦えるよう期待します」としたためられた年賀状を受け取ったことを披露。

「ぜひ王さんの言葉に応えられるようにセ・リーグを勝ち進んで、日本一をソフトバンクホークスと争うことが王元監督への恩返しにもなる」とゲキを飛ばした。

 その後、報道陣に対応した白石オーナーのコメントが冒頭のもの。さらにこう続けたのだ。

「それに比べて、巨人は険しい。戦力を強化して、まずペナントを勝ち上がる。ホークスと戦えるくらいの力を新監督の下でつくらないといけない」

 白石オーナーは昨年のスタッフ会議で「盟主の自覚を持て」と訓示。昨年10月、巨人3選手の球界を揺るがす野球賭博事件が発覚しただけに、「盟主」という単語を使うのに抵抗があったのは分かる。そんな事情を差し引いても随分と控えめな発言だ。というより、これは本音ではないか。

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