大会連覇のテレサ・ルー 強さの裏に充実オフと短期集中トレ

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 テレサが目標とする平均ストローク60台は、日本ツアーではダレも達成していない。昨季7勝を挙げ、史上最高となる賞金2億円超えを果たしたボミですら、70.1914と60台に届かなかった。小野寺誠プロがこう言う。

「例えば男子プロの場合は、ソニーオープンやアジアンツアーに出場して実戦感覚を養う選手もいますが、いきなり結果を出せるのですから、気持ちの切り替えが上手なタイプというか、シーズンへの入り方がわかっているのでしょう。昔の話ですが、片山晋呉は『ゴルフのために遊ぶ』と言って、自分の誕生日(1月31日)までよほどのことがない限り、オフはクラブを握らなかった。あまり根を詰め過ぎるのも良くないものです。充電期間を設け、新たな気分でシーズンに臨んでいた。気持ちはスパッと切り替えても、勝ち癖を保ったままシーズンを迎えられるところが、彼女の強さの秘密だと思います」

 日本女子ツアーは外国勢が強さを見せ、過去6年間で5度も賞金女王タイトルをさらわれている。今年もそのパターンは変わりそうもない。

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