怪しい会食を目撃…巨人賭博汚染が主力選手に飛び火する日
■元特捜部長が“パンドラの箱”開ける
福田、笠原、松本竜とちがって、4人目の関与者となった高木京は入団4年で139試合に登板している一軍リリーフ陣の中心選手だった。それだけに、球団が賭博関与の事実を明かした8日の緊急会見では、八百長の有無についても報道陣から質問が飛んだ。高木京本人は「巨人戦には賭けていない」「八百長はしていない」と否定しているとのことだが、Xと会食していた2人は高木京をはるかに上回る主力選手だ。Xが一連の騒動に関わっているのか、いないのか、現時点では判然としていないものの、最初の賭博事件発覚から巨人は選手に対し、これまで以上に交友関係に気を配るよう、厳しく通達している。それが徹底されていないとすれば、巨人賭博事件はさらに大きな広がりを見せる懸念が出てくるのだ。
現に「賭博常習者BとみられるSNSを、いまだに複数の巨人選手が登録し合っている。そのBの支援を受けて地元の福岡に飲食店をオープンするなどズブズブの関係の笠原ともまだ連絡を取っている選手もいる。週刊文春に笠原、松本竜の告白記事が掲載された直後には、若手有望株の投手が球団から改めて聞き取り調査を受けている。4人目の高木京のほかにも球団に携帯電話の提出を求められた選手がいるとの話も聞きますからね」と球界OBは言う。