著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

人間ピラミッドそんなにやりたきゃ政治家どもが見せてみろ!

公開日: 更新日:

 シンクロナイズドスイミングの女どもの、いかにも「笑ってますッ!」という笑顔と、一糸乱れぬ演技のために、井村とかいう鬼コーチが怒鳴り散らすサマを見ていると、オレゃ気持ちが悪くなる。やりたいなら勝手にやりゃいいが、あの「無理やり」感が窮屈だ。将軍様へ献上する集団演技じゃあるめえし、よしてくれやい。

 組み体操の人間ピラミッドというのを、無理やりやらせたい学校がなかなか減らない。年間8000件の事故が起き、過去に9人の犠牲者を出しているというのにだ。危ねえからよせと言われて、やめないのはなぜだ?

 毎年、体育祭で高度な組み体操を見せる日体大。どうすれば安全か、徹底した力学研究の上で演じているそうだ。それでも力学的には4段の人間ピラミッドが限度で、それより高いと事故のリスクが高まるという。

 経験不足の教師が見よう見まねで生徒にやらせるから事故が起こるのだから、組み体操の指導者を育てる必要があるってか。

 で、なんで人間ピラミッドの指導者を育てなきゃならんのだ? 意味分からんぞ。

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