早くも5本目 DeNA筒香のHR量産支える“ドミニカ魂”
DeNAの筒香(24)が10日のヤクルト戦の初回、原樹から左翼席に5号2ランを放ち、リーグ単独トップに躍り出た。
昨オフ、自ら志願してドミニカ共和国のウインターリーグに参加。中南米出身のメジャーリーガーも参加するハイレベルな舞台で10試合に出場、打率・206、0本塁打に終わったが、米国などで自主トレを行う選手が多い中で「オフの時期、一番レベルが高い場所でやりたかった」と参加した理由を語った。
「多くの選手が来年のメジャーのキャンプのロースター枠に入るため、必死にやっている。ハングリー精神は凄い。厳しい環境の中で技術面というよりむしろ、精神面で刺激を受けた。今年のためとかじゃなく、これからの僕の野球人生にとってプラスになると思う」
自己最多は昨季の24本塁打。ラミレス監督が「逆方向への本塁打が打てれば、10本くらいは増える」と太鼓判を押すように、ハイペースでアーチを量産している。もともと打撃技術は、筒香が憧れる元巨人の松井秀喜も高く評価している。ドミニカ仕込みのメンタル強化が初の本塁打王獲得を後押しするか。