<第1回>まずは、現役にこだわり続ける理由を話そう
こんにちは。いや、お久しぶりです! ゲンダイ読者にお会いするのは14年2月、コラムを寄稿して以来です。これから3週間に1回のペースで「45歳の現役Jリーガー」の見たこと、感じたこと、伝えたいことを昔話などを交えながら書いていきたいと思います。
J開幕の前年92年にヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)に入団し、それから福岡、清水、横浜フリューゲルス、横浜F・マリノス、大分、琉球と7つのクラブでプレーしてきました。今年でプロ25年目。これまで一度も代理人を付けず、年俸交渉、移籍交渉、ピッチ外の仕事も含めてすべて自分一人で考え、悩み、そして決断しながらやってきました。ちょっとだけ「よくやってきたかな」とも思います。
14年、琉球を退団した後、ヴェルディ入りしました。緑のユニホームを着るのは07年以来、実に5度目のことです。
愛着ある古巣に7年ぶりに戻ってみると、いろいろなことが大きく変わっていました。人気も実力も“変わり果てた”と言ってもいいかもしれません。それでもヴェルディはヴェルディです。