ブラジルに来れば死のリスク招く 元代表FWリバウドが警告
今年8月のリオ五輪開幕を前にブラジル国内から警告が発せられた。サッカーの元ブラジル代表FWリバウド(44)が同国の犯罪率の高さを批判したのだ。
リバウドは自身のSNS上で7日に17歳の少女殺害事件に触れ「ブラジルでは日常茶飯事。事態は日々、深刻になっている」と指摘。ブラジルへの観光やリオ五輪観戦を計画する世界中の人々に対しては「自分の国にとどまることを強く勧める。(ブラジルに来れば)自ら死のリスクを招くようなものだ」と再考を促した。
同国内では警察官による発砲事件も多発。国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」によれば、リオ市内で昨年1年間に警察官によって射殺されたのは307人。過去1カ月だけでも11人が警官の銃弾で命を落としている。
リオ五輪の観戦チケット(約750万枚)は約半数が売れ残っている。往年のスター選手の発言はチケット販売の不振に拍車をかけそうだ。