投げて日本最速、15戦連続安打も 大谷“二刀流”進化の源泉

公開日: 更新日:

 5日、巨人戦の四回に日本最速となる163キロをマークした日本ハム大谷翔平(21)。

 投げては巨人打線を6安打2失点に抑えて4勝目(4敗)。打っては三回に中堅へ犠飛を放つと、六回には右前打。連続試合安打を「15」に伸ばした。

 5番・投手でスタメン出場して、投打で勝利に貢献。投げても打っても注目される前代未聞の二刀流選手として着実に階段を上っているのは本人の性格やこれまでたどった足跡、周囲の環境が大きく影響している。

 大谷は12年のドラフト1位で、岩手の花巻東から北海道を本拠地にする日本ハムへと進んだ。

 当初、直接メジャー行きを志願していた大谷に対して、日本ハムは「二刀流」を提案して本人の心をくすぐった。

 高校時代の大谷は、プロから打者として評価された。3年時に160キロを投げて注目されたものの、「球は速くても打たれる」というのが日本ハム以外の評価。日本ハムは投手として完全燃焼していないという本人のプライドを尊重し、それなら投手も野手も両方やってみればと提案した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ