体操種目別でミス続出 演技中の“伝染”を専門家が種明かし
「人間の右脳は、発想力や想像力といった非言語処理作業を得意とし、特に視覚による画像・映像などのイメージの認識は記憶度も高い。空中で難しい技を成功させる体操選手というのは、右脳のレベルが非常に高い。目の前の選手がすばらしい演技をすればプラスに作用しますが、大きな失敗を目の当たりにした時も、自分の意識とは別に脳に失敗シーンが強く残る。それが演技中に自分のイメージした動きを邪魔することがあるのです。私なら『人の演技は見ないで、自分の順番まで集中しよう』とアドバイスします」
リオ五輪では失敗の伝染は見たくない。