ジーコ日本“幻の9番” 久保竜彦は広島でストライカー養成
「翌日午前中の練習に着替えないで行けるから、ジャージーを着て飲みに行ったところ、たまたま酔っぱらって寮の近くで寝てしまった、というのが真相。電柱に寄りかかって、は間違いで、道端にゴロンと横になって寝てたが正解です」
最近は酒量が減ったのか、現役時代(181センチ、73キロ)よりもホッソリした感じだ。
「10キロくらい痩せたんじゃないですか。でも、それは酒と関係ありません。もともと太らない体質で、トレーニングをしなくなったため、筋肉が痩せ細った。体を動かさないと痩せる一方なんです」
さて、久保さんで思い出すのは06年のドイツW杯だ。当時のジーコ代表監督に「世界を相手にやっていける選手」と評価されながら、慢性腰痛などでまさかの代表漏れ。日本中が騒然となった。
「山形の治療院で酵素風呂に入ったり、断食をやったり、精いっぱいケアに努めたんですけどね。ジーコも(久保さんのコンディションが万全でないことを)残念がっていましたよ。ワールドカップにはぜひ出たかった。だけど、出られなかった。仕方ないことです」