代打翌日に3年ぶり欠場 ハム中田翔はプライドがズタズタ
この処遇が本人へのカンフル剤になるとは思えない。日本ハムOBもこう言ってクビをひねるのだ。
「中田は実は繊細でナイーブな性格なのです。梨田監督時代になかなか芽が出ず、業を煮やした首脳陣のひとりから『ボチボチ、結果を出さないとクビもあるよ』と言われて、本気でどうしようと悩んだくらい。反骨心をあおられて、なにくそと思うのではなく、むしろホメられてホメられてその気になる、力を発揮するタイプです。そんなことはだれより栗山監督が承知しているはずなんですが……」
日刊ゲンダイ本紙は5月31日付紙面で「日本ハム 今オフ中田放出」と報じた。4番打者として勝負強さがクローズアップされる半面、チャンスでの凡打も同じくらい多い。年俸2億4000万円の価値はないというのが内部の評価。このまま順調にいけば来季中にも国内FAを取得するし、その前にトレードで他球団に放出するか、あるいは入札制度を利用して本人のメジャー志向をかなえることを検討中とか。わざわざDHを潰し大谷に投げて打たせているのも中田放出の布石。ゆくゆくは大谷にエース兼4番を任せるつもりらしい。チームの活性化、新陳代謝は球団の方針でもあると書いた。