希望額届かず渋顔のハム中田 実は球団に“圧勝”の舞台裏

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「自分の希望額とは違いましたけど、インセンティブ(出来高払い)が良かったので」

 日本ハムの主砲・中田翔(26)が4日、札幌市内の球団事務所で契約更改。4500万円増の2億4500万円プラス出来高でサインした。

 今季は全試合に出場して自己最多の102打点、30本塁打をマーク。3億円の攻防が予想されながら、いざ、フタを開けてみれば上がり幅は1億円どころかその半分にも満たない金額だった。会見に臨んだ表情も、仏頂面に見えたが、「インセンティブは本塁打、打点、タイトルなどについていて、今季並みの成績を残せば年俸と合わせて軽く3億円をクリアするらしい。ひょっとしたら複数年契約を結んだ可能性もある。年俸を抑えられたどころか、中田の全面勝利ですよ」と、OBがこう続ける。

「球団はドラフトと育成がモットーですが、中田に代わるようなパワーヒッターは二軍にもいないのが現状ですからね。昨年はドラフトで智弁学園の岡本和真(現巨人)、今年は初芝橋本の黒瀬健太(ドラフト5位でソフトバンク入り)、智弁学園の広岡大志(ドラフト2位でヤクルト入り)を狙いながら獲得できなかった。最低でもあと3年は、中田に4番を任せなければならないのです」

 茶髪にジャラジャラのネックレス、ガムをクチャクチャやりながらのプレーに拒否反応を示すファンは多いとはいえ、それでも球団は当分、中田を厚遇し続け、気分良く働いてもらうしかないというのだ。

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