関係者が歯ぎしり…早実・清宮がU18日本代表に漏れた真相
■壮行試合のチケット
清宮の「選考漏れ」にじだんだを踏んでいるのはテレビ局や代理店関係者に限らない。U-18を管轄する「侍ジャパン」、つまりNPBエンタープライズにとってもダメージだという。
「QVCマリンフィールドで行われる大学日本代表との壮行試合は有料です。チケットの売れ行きは好調で、3500円のネット裏の特別内野指定席をはじめ指定席はほとんど完売。残っているのは2階の内野自由席と外野自由席くらいですけど、清宮が出ればいま以上に売れたでしょうからね」(マスコミ関係者)
清宮は昨夏、早実の中軸として甲子園4強入りに貢献。1年生ながらU-18の日本代表メンバーに選ばれ、大阪のW杯では4番も務めた。スポーツマスコミは連日、大々的に清宮を取り上げ、しばらくの間、「清宮フィーバー」が続いた。
それが今年は代表から外れた。甲子園に出られなかった選手も選出されているから、早実が西東京大会の準々決勝で敗れたことは理由にならない。
2年生の清宮は早実の新チームの主将に選ばれた。アジア選手権の大会期間中の9月3日には来春センバツの出場権をかけた秋季都大会の予選がスタートする。高野連が事情を考慮してあえて選考から外したとか、早実の和泉監督が新主将の代表入りに反対したともいわれる。