初日にいきなり土 稀勢の里9月場所の綱とり“ジ・エンド”
「今日の一番で、稀勢の里のアタマは何も変わってないことがハッキリしました。綱とりの重圧に加え、2日の稽古総見で日馬富士に2勝10敗と蹴散らされたことも尾を引いている。ここ数場所は土俵下で余裕を持った笑みを浮かべていたが、結局は虚勢だったということです。一度負け出すと、止まらないのが稀勢の里。優勝どころか、終わってみれば勝ち越すのがやっと、という結果でもおかしくない」とは、相撲記者の見立てである。
勝利力士インタビューでは、隠岐の海に「大関への声援? みなさんが応援してくれて、大関も緊張したんじゃないですか」とちゃかされる始末。稀勢の里が「ノミの心臓」であることは、角界の常識となっている。
もはや稀勢の里の綱とりはなくなったも同然。9月場所は開幕早々、唯一の話題を失った。