横審からも苦言 大関・稀勢の里が稽古総見でさらした醜態

公開日: 更新日:

 まるで相手にならなかった。

 綱取りに挑む大関稀勢の里(30)が、2日の稽古総見で横綱日馬富士(32)に蹴散らされた。

 稀勢の里は12番取って、2勝10敗。日馬富士には8戦全敗だ。これには横綱審議委員会の守屋委員長も、「稀勢の里はあまり期待できない。稽古で勝てないのなら、本番でも勝てない」と苦言を呈した。

 もちろん稽古と本場所は別物。かつての高見盛(現振分親方)のように、「稽古では弱いけど、本場所で強い」という力士もいる。

 ある親方は「いや、本場所も期待できませんよ」と、こう続ける。

「稀勢の里は、稽古の相撲がそのまま本場所に出るタイプ。手の内を隠す? そんな器用な力士じゃありませんよ。確かに先場所負傷した右足首の影響はあるだろうけど、今日はあまりにひどすぎた。踏み込めない、腰高、策もないと、一つも良いところがなかった。稀勢の里があまりに不甲斐ないものだから、日馬富士も明らかにイライラしていましたね」


 日頃は温厚な日馬富士も、我慢の限界だったのだろう。しまいにはダメ押しを見舞うなど、怒りのあまり顔を真っ赤にさせていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 7

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    西内まりや巨額金銭トラブル 借金の中身と“返済ウルトラC”

  5. 10

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か